レーザも併用した治療の開始
なんとか日本で被せた詰め物と止めピンを外して治療開始。歯茎にたまってしまった膿を除去する治療がはじまった。本来は抜歯する状態であるが、歯の内部から根の治療と歯茎をレーザにて切開する両方の治療を実施することにする。
まあそんな説明だったと思う。(笑)
何回か先生から痛いけど大丈夫か?みたいな声かけいただいたが、その時は日本男児が痛いなんて言えるか~。
どーんとやってくれ!なんて思ってたけど始まったら痛くて痛くて(´;ω;`)ウッ…
一回の治療が終わると歯中が痛いの歯茎が痛いのかわからず顎から頬まで腫れて。
電話がかかってきても、唇がそろわないからうまく話しができない。ハフハフした声しか出せない。
家に帰って何もできずに横になっていたが、心臓の拍動により動脈から血液が送られるタイミングごとにズキンズキンと脳裏にひびき、なんならしばらく心臓止まってくれんかと思ったほどだった。
なんで突然、焼肉なの?
歯茎の切開に使用したレーザ治療は中国で初めて体験した。
レーザだと切開しながら、焼灼により傷口が閉じるため出血が少ないという説明だったと思う。
なるほど。レーザを使うのが始まるのは、ポンプ起動のような音がするのですぐにわかった。
治療をはじめて、気になる刺激臭にきがついた。
これ何の臭い? なんか焼肉の匂いがしだした。 どうして??
しばらくして自分の歯茎が焼けた臭いだと気が付いた。
鼻に近いだけあってかつ鼻で呼吸するしかないから強烈に臭う。
タンパク質が焼けると焼肉の匂いがするのだ。まあ牛タン焼いてるのとそんなに違いはなさそうだ。
自分もそこは嫌だったけど、先生や歯科技士さんも同じじゃないだろうか。
治療を終わってもしばらくは焼肉は食べたくなくなった。
プライバシー
治療後は渡された抗生物質と痛み止めをしばらくの間、服用した。
口という食物を摂る器官なので、食事にも気を使った.刺激物は食べたくないし、生ものも雑菌が入らないか気になって取りたくなかった。
かなりの痛みを和らげたのは、錠剤でもらった痛み止めの薬。こんなに効くのかと思うほど効果があり、しばらくは痛みを忘れるとともに、しらふにもどるとその効き目にすこし怖さも感じた。
治療も終盤にさしかかり、ふたたび受付の女性が上がってきてインプラントのセールス。
治療した歯をインプラントに替えないかということで、だいたいの金額の目安の提示があった。ドイツ製と韓国製と中国製の3段階の価格だった。
止めるネジもそれぞれ別みたいで、日本に帰って治せるのかなと思った。
そんなふうに思っていたら、ほらこんなに多くの人がやってるんですよってレントゲン写真をバラバラ見せてくれた。
名前が入ってるままで。中に知ってる日本人も一人いた(驚!)
ここにはプライバシーもないなあ。